移転します。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
いつものように本の紹介をする前に、やはり震災のことにふれざるを得ません。
3月11日に発生した東北関東大震災では、多くの犠牲者が出、また今なおたくさんの被災者の方が不便な生活を余儀なくされています。
さらに福島第一原発の事故はいまだ収束の気配を見せず、現場では危険な作業に従事する方がおり、放射線は周囲に広がり、避難や屋内退避をする羽目になり、そして農作物や水道水にも影響が出ています。
その他、わざわざ私が挙げるまでもなく、日本全体に数多くの被害が発生しています。
私が住むのは中部地方なので、直接的な被害はなく、買い占めの余波でちょっと物資が足りないかな、くらいの影響です。
なので、被災者の方々にかけるべき言葉が見つかりません。
こういう時に何を言えば良いのか分からない、というのは表現者を目指すものとして、あまりに不甲斐なく、自分の無力さを思い知らされます。
せいぜい義援金を寄付し、毎日の生活の中で経済が回るように心がけるのが精一杯です。
被災地や原発で復興、復旧に当たっている数多くの方々には、どれだけ頭を下げても、足りない思いです。
また、毎日の震災に係る報道やそれに対する反応についても、色々と思うところがあります。
ここで、その内容を明らかにするつもりはありませんが、ひとつ強く思うことは、今ほどひとりひとりが自分の力で情報を集め、分析し、比較し、判断することが求められている時は無いのではないかと思います。
これから、何年もかかるに違いない復興に向けて、自分も含めて多くの日本人が、いま抱いている気持ちを忘れないようにしたいものです。
さて、今日は本を一冊紹介を。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
公式ページ(音注意)
観に行くかどうか迷っていたのですが、ちょうどタイミングが合ったので観に行ってきました。
取り敢えず結論から言えば、傑作です。
迷っている人、躊躇している人はぜひ見に行ってください。
以下、ネタバレを含みます。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
しばらく非公開にしていましたが、ふたたび公開を始めます。
すみません、リニューアルのため非公開とお知らせしていましたが、取り敢えずデザインは以前のままです。
模様替えは近いうちにします。4月初めには色々と整える予定です。
ひとまず、当分の間は通常営業です。本の紹介などを。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
またしばらく間が空いてしまいました。
本をまとめていくつか紹介。
![]() |
ラガド 煉獄の教室 著者:両角 長彦 |
ある高校のクラスに男が乱入。生徒一人を殺害するという事件が起きる。犯人は、このクラスで苛めに遭い自殺した女生徒の父親だった。復讐が動機と思われたこの事件は、しかし意外な展開を見せる。
野心に溢れた作品。ちょっと暴走気味でもあるけど。教室の見取り図がページ下部に描かれ、逐一状況を説明する。
事実は二転三転し、ページを捲る手は速くなる。
真相はかなりトンでもないけれど、最後まで読ませる力が感じられる作品。デビュー作ということなので、今後にも期待。
| 地球移動作戦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) 著者:山本 弘 |
西暦2083年。謎の新天体「シーヴェル」が観測の結果、24年後に地球に近づき壊滅的な被害をもたらすことが判明する。様々な議論の末、「地球移動作戦」が実現に向けて動き出す。
オタクネタにも明るい作者らしいバーチャルな女性パートナーなんかも登場しつつ、中身は本格的なSF。専門的な用語もたくさん出てきて、なかなかついていくのも大変なのだけど。
何しろスケールの大きな話を本当に実現可能のように描いていく手法は素晴らしい。終盤のカタルシスまで目が離せない。
| あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) 著者:長谷 敏司 |
西暦2083年(偶然だけど、上の「地球移動作戦」と同じ設定だ)、研究者のサマンサは仮想人格「wanna be」を誕生させ、彼に創造性があることを証明するため、小説の執筆をさせていた。しかし、ある日サマンサは自分の余命があと半年であることを知る。
科学が発達しても、人は死からは逃れ得ない。サマンサと「wanna be」による生と死の対話が中心の、いわば地味なSFなのだけど、それだけに考えさせられる部分も多い。
最後の一ページ、一行がなんとも強烈な作品。
![]() |
鳩とクラウジウスの原理 著者:松尾 佑一 |
伝書鳩によって恋文を届ける「鳩恋便」と、それを邪魔しようとするもてない男達の団体「クラウジウス団」の戦い。
軽妙な文章と癖のある登場人物による会話が面白い。そして、背後に流れる叙情的な雰囲気が作品を引き締める。
しかし、なんと言ってももてない男達に共感せざるを得ない。「この世が101人の男と100人の女性だったら、自分は間違いなく独りになるに違いない」
感じとしては、森見登美彦に近いかも。もう少しセンチメンタルな雰囲気。
デビュー作ということで、この作者も今後に期待。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント