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2010年9月

気がつけば、また三ヶ月。

間が空きました。

写楽 閉じた国の幻 Book 写楽 閉じた国の幻

著者:島田 荘司
販売元:新潮社
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最近読んだ本の中で、特に面白かったのはこの本。

東洲斎写楽といえば、江戸時代にほんの短期間だけ活躍した謎の浮世絵師。その正体は謎に包まれていて、様々な説が取りざたされている。

その謎にあの島田荘司が挑む、と聞けば手に取らないわけにはいかず。

期待に違わず、その答えはどうしてこれまで、その説が出てこなかったのかが不思議なほど説得力があり、かつ意外性に富んでいる。

まさに魅力的な謎と見事な解決を兼ね備えた、一流の推理小説。

間に挟まれる江戸時代編の描写も、時代の風が感じられて面白い。

後書きにいわく、まだ書き足りないことがたくさんあるらしく、事実、残された謎や途中になっているエピソードもある。是非とも、続編を希望したいところ。

その後書きですが、ネタバレがあるので、絶対に先に読んではいけません。くれぐれも。

作者が以前から主張している日本論・日本人論がちょっと鼻につくのが難点だけど、それ以外はほぼ満足。

年末のベストテンに名を連ねることは間違いないと思います。

あと、面白かったのをいくつか。

漂流巌流島 (創元推理文庫) Book 漂流巌流島 (創元推理文庫)

著者:高井 忍
販売元:東京創元社
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これも、歴史の隠された真実を探るというもの。短編集。

巌流島の決闘に隠された秘密や、赤穂浪士の亡霊に殺された大名の話など。

残された文献の僅かな隙をつく推理が面白い。

インシテミル (文春文庫) Book インシテミル (文春文庫)

著者:米澤 穂信
販売元:文藝春秋
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「実験」のため「暗鬼館」に集められた12人。一週間を過ごせば多額の報酬がもらえるはずだったが、やがて参加者が殺されていく。

典型的なクローズドサークルもの。最後までスリリングで、気が抜けない。ミステリー好きにはにやっとする趣向も凝らされています。

  

 

さて、twitterの方は全然更新していないのですが、多分今後も同じような状況だと思います。

一番の要因は、特に書くことがないからです。

何かお知らせできることがあれば良いのですが、正直なところ何もありません。

こうやって、読んだ本の紹介をする程度なら、こっちのブログの方がまだ建設的かと。

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