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気がつけば、また三ヶ月。

間が空きました。

写楽 閉じた国の幻 Book 写楽 閉じた国の幻

著者:島田 荘司
販売元:新潮社
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最近読んだ本の中で、特に面白かったのはこの本。

東洲斎写楽といえば、江戸時代にほんの短期間だけ活躍した謎の浮世絵師。その正体は謎に包まれていて、様々な説が取りざたされている。

その謎にあの島田荘司が挑む、と聞けば手に取らないわけにはいかず。

期待に違わず、その答えはどうしてこれまで、その説が出てこなかったのかが不思議なほど説得力があり、かつ意外性に富んでいる。

まさに魅力的な謎と見事な解決を兼ね備えた、一流の推理小説。

間に挟まれる江戸時代編の描写も、時代の風が感じられて面白い。

後書きにいわく、まだ書き足りないことがたくさんあるらしく、事実、残された謎や途中になっているエピソードもある。是非とも、続編を希望したいところ。

その後書きですが、ネタバレがあるので、絶対に先に読んではいけません。くれぐれも。

作者が以前から主張している日本論・日本人論がちょっと鼻につくのが難点だけど、それ以外はほぼ満足。

年末のベストテンに名を連ねることは間違いないと思います。

あと、面白かったのをいくつか。

漂流巌流島 (創元推理文庫) Book 漂流巌流島 (創元推理文庫)

著者:高井 忍
販売元:東京創元社
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これも、歴史の隠された真実を探るというもの。短編集。

巌流島の決闘に隠された秘密や、赤穂浪士の亡霊に殺された大名の話など。

残された文献の僅かな隙をつく推理が面白い。

インシテミル (文春文庫) Book インシテミル (文春文庫)

著者:米澤 穂信
販売元:文藝春秋
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「実験」のため「暗鬼館」に集められた12人。一週間を過ごせば多額の報酬がもらえるはずだったが、やがて参加者が殺されていく。

典型的なクローズドサークルもの。最後までスリリングで、気が抜けない。ミステリー好きにはにやっとする趣向も凝らされています。

  

 

さて、twitterの方は全然更新していないのですが、多分今後も同じような状況だと思います。

一番の要因は、特に書くことがないからです。

何かお知らせできることがあれば良いのですが、正直なところ何もありません。

こうやって、読んだ本の紹介をする程度なら、こっちのブログの方がまだ建設的かと。

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コメント

以前紹介されていた「天地明察」を読みました。私は時代小説はあまり読まないのですが、かなりおもしろかったです!!

投稿: 176 | 2010年9月12日 (日) 17時57分

コメントありがとうございます。
私も時代小説はあまり読まないのですが、『天地明察』は良かったですね。
作者はもともとラノベやSF出身の人なので、その辺りが毛色が違う作品になった理由なのかも知れません。

投稿: 樫田 | 2010年9月12日 (日) 23時22分

『写楽』私も衝動買いしてしまいましたが、面白かったです。
資料が凄く調べてあって驚きでしたね。
浮世絵や古典文学もけっこう好きなので江戸編でいろんな有名人が登場するのも楽しかったです。「写楽」と蔦屋の交流も良かったですね。
続編もぜひ読んでみたいです。

投稿: 月屋 | 2010年9月17日 (金) 21時46分

島田さんの作品はちょっと久しぶりでしたが、とても面白かったですね。
ここで書かれている事実は、かなり力業といえば力業なのですが、それ故の魅力があるという。
やはり、これが氏の魅力でしょうね。

投稿: 樫田 | 2010年9月18日 (土) 23時27分

樫田さんはミステリーに好みが、やや偏ってる感じがブログを読んでいて分かります。きっと頭の回転が速いのでしょうね。ところで、リトバス女子メンバー(佐々美を除きます)の中で美魚だけが、誕生日設定がなされてませんが、何か理由があるのでしょうか?

投稿: 青木速太 | 2010年10月21日 (木) 16時53分

頭の回転が速いかどうかは疑問ですが、確かにミステリをよく好みます。あとは、SFやホラー、最近は歴史物にも少し手を出したりします。
いずれにせよ、エンタテイメント系ばかりですね。
読書の原体験が、乱歩の少年探偵ものや、ルブラン、コナン・ドイルといえば、分かり易いでしょうか。
誕生日ですが、確かそもそも各ライターの間で「設定をしよう」という話が最後まで無かったと思います。なので、発売後に銘々が何らかの場で発表をしているのです。クドは、本編中で明らかになっていたとは思いますが。
美魚については、その場が今までなかったので(聞かれませんでしたし)、私も特に言及をしてこなかっただけです。
というか、なんか一部では8月22日が美魚の誕生日ということになっているようです。何故かは分かりませんが。
というわけで、後追いですが、その日にしたいと思います。

投稿: 樫田 | 2010年10月21日 (木) 20時14分

横レス失礼します。
美魚の誕生日、私も8月22日と聞いたことはあったのですが、やはりもともと公式な設定では無かったんですね。
ですが今回公認(?)ということで嬉しいです。
誕生日が設定されてると、二次創作をする場合でもいろいろと季節ネタで話ができそうで楽しくなります。

投稿: 月屋 | 2010年10月29日 (金) 23時32分

8/22だと、夏休みの最中ですね。
学校がないと、普通だとお祝いしてもらえないとかありそうです。
が、リトバスのメンバーだとあまり関係なさそうです。
帰省してなければ、ですが。

投稿: 樫田 | 2010年10月31日 (日) 00時47分

樫田さんは島田荘司の本をよくお読みのようですが、どんなところが好きですか?
関係ありませんが、樫田さんの高校時代の成績はどうでしたか?全教科まんべんなく点を取るタイプ(何点台のことか分かりませんが)でしたか?

投稿: 赤坂 | 2010年12月14日 (火) 13時12分

島田さんの作品の魅力は、その発想力にあると思います。
高校時代に「占星術殺人事件」と「斜め屋敷の犯罪」を読んで、それまでに読んだミステリーとの違いにとても驚いた覚えがあります。
ただ、近年の作品はあまり読んでません。御手洗シリーズの途中から、ちょっとパワーダウンしてきた印象があったもので。
「写楽」は、評判が良かったので、久しぶりに手を出してみました。
あと、高校時代の成績ですか……。特に苦手科目はなく、まんべんなく点数を取る方でした。その中で得意科目は数学でした。と言っても、文系だったので内容としては理系に比べて簡単ですが。
一年生の時は理系に進みたいと思っていたのですが、物理で躓いて諦めました。
いや、もうずいぶんと昔の話です。

投稿: 樫田 | 2010年12月15日 (水) 19時48分

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